【並び】
【構築概要】
主軸:
禁伝枠の中でも突出したパワーを持つザシアンを採用。ステルスロックによる削りを合わせることでより強く動かせると考え、構築をスタートしました。行動保証のあるステロ役として襷ランドロス、ステロ+吠えるで相手を削れるスイクンを採用。ここまでの並びが相性補完の面でも優れていたことから、この3体を基本選出としました。
補完:
軸の3体で対応しづらい黒バドレックス・カイオーガ軸などに対抗しうるポケモンを補完として採用しました。
【個体紹介】
☆ザシアン@くちたけん
特性:ふとうのけん
性格:いじっぱり
実数値:195(220)-242(236+)-136(4)-×-136(4)-174(44)
技構成:きょじゅうざん / じゃれつく / インファイト / ワイルドボルト
A:巨獣斬(1↑) → 無振りザシアンをステロ込み13/16(81.3%)で落とす
巨獣斬(1↑) + じゃれつく(1↑) → 197-150サンダーを237/256(92.5%)で落とす
巨獣斬 → 196-156ランドロスをステロ込み確定2発
インファイト → 181-201ナットレイをステロ込み13/16(81.3%)で落とす
B:197ランドロスの地震を確定耐え
168エースバーンの火炎ボールを14/16(87.5%)耐え
D:217眼鏡バドレックスのアストラルビットを確定耐え
202カイオーガのしおふき(ステロ1回踏んだときの威力:132)を14/16耐え
S:準速エースバーン+3※調整はばやさんの記事を参考にさせて頂きました*1
シングルS17 最終25位 ミトムザシミミ|ばや|note
☆ランドロス@きあいのタスキ
特性:いかく
性格:ようき
実数値:165(4)-197(252)-110-×-100-157(252+)
技構成:じしん / がんせきふうじ / つるぎのまい / ステルスロック
A:地震 → 無振りザシアンを確定1発
岩石封じ → 無振りサンダーを確定2発
B:168エースバーンの火炎ボール(1↓)を確定2耐え
S:最速90族(カイオーガ/グラードン/ホウオウ/レシラムetc.)抜き
☆スイクン@たべのこし
特性:プレッシャー
性格:ずぶとい
実数値:205(236)-x-173(180+)-110-135-117(92)
技構成:ねっとう / みがわり / まもる / ほえる
H:地球投げを身代わりが確定耐え
B:132カバルドンの地震を身代わりが13/16(81.3%)耐え
S:4振りウインディ抜き
☆ギルガルド@ゴツゴツメット
特性:バトルスイッチ
性格:わんぱく
実数値:162(212)-88(140)-198(156+)-×-160-80
⇒162(212)-178(140)-99(156+)-×-70-80
技構成:アイアンヘッド / かげうち / つるぎのまい / キングシールド
A:影打ち → 175-101黒バドレックスを10/16(62.5%)で落とす
B:242ザシアン(メタモン)の巨獣斬(2↑)×2を両方最高乱数以外耐え
200ウーラオスの暗黒強打を14/16(87.5%)耐え
☆ウルガモス@ヤタピのみ
特性:むしのしらせ
性格:おくびょう
実数値:161(4)-x-85-187(252)-125-167(252+)
技構成:かえんほうしゃ / むしのさざめき / ちょうのまい / みがわり
C:火炎放射(2↑) → 196-101ランドロスをステロ込み確定1発
虫のさざめき(1↑)(虫の知らせ) → 165-101ウオノラゴンを確定1発
虫のさざめき(2↑)(虫の知らせ) → 175-161カイオーガを確定1発
S:最速
☆カビゴン@バンジのみ
特性:くいしんぼう
性格:わんぱく
実数値:264(228)-130-128(252+)-×-134(28)-50
技構成:DDラリアット / あくび / のろい / リサイクル
H:4n
A:DDラリアット → 175-101黒バドレックスを13/16(81.3%)で落とす
B:217眼鏡黒バドレックスのサイコショックを232/256(90.6%)で2耐え
D:217珠黒バドレックスのサイコキネシスを確定2耐え
【個別解説】
・ザシアン
禁伝枠で構築のエース。火力とある程度のサイクル性能を重視してHAベース。技構成は一致技2つに加え、相手構築を見て選出をためらう場面をなるべく減らすためにインファ・ワイボとしました。対ヌオーに関してはスイクンの吠えるを駆使してステロを複数回踏ませることで、じゃれつく2回が乱数圏内に入るためその動きを狙っていきます。
禁伝使用率1位に恥じない性能の高さでしたが、ミラーでほとんど下を取る関係上、相手のザシアンの処理ルートが曖昧で、構築の一つの弱点となってしまったのが反省点です。
・ランドロス
ほとんどの試合で初手に投げるステロ役。カバルドンと違い威嚇があり、地面の一貫を切れる点を評価して採用しました。襷を盾に基本的にステロ優先で動きます。剣の舞はHBサンダーを削る手段となる他、相手から見えづらい崩しに繋がることもあり使用感は概ね良好でした。
・スイクン
構築のコンセプトを担う遠吠え役。有利対面で身代わりを置き、吠えることでステロダメの蓄積を狙います。ザシアンが誘う物理受けに強いことが多く、相性をある程度無視して裏の削りを行えるのが強力でした。相手の積み展開に強いのも偉かったです。
もちろん万能なポケモンではないので、吠えて不利対面ができる展開には注意が必要。守るの枠は瞑想と選択だと思いますが、HP管理を楽にでき、拘り確認やTODにも有用なことから守るで使っていました。
・ギルガルド
ゴツメギルガルド。ザシアンに強めな点(炎の牙と噛み砕くは無理)、削れたバドレックスを影打ちで縛れる点を評価して採用しました。また、メタモンにザシアンをコピーされた際のストッパーになる役割も持っています。ザシアンに受け出し→剣舞という流れを想定し物理型にしましたが、HBランドロスが環境に多かったため特殊型にした方がよかったかもしれません。ザシアンと苦手な相手が被り気味なこともあり選出率は控えめ。
・ウルガモス
ぜったいほしょくかいてんざん型ウルガモス。身代わりでヤタピを発動させることで1舞でもC+2となり、放射でH振りランドが落ちたり(チョッキは無理)、知らせさざめきで無振りオーガが落ちたりします(チョッキは無理)。
耐久に振っていない・ステロを撒かれるだけで動きにくくなるといった点から、扱いがやや難しいポケモンではありましたが、使っていて楽しいポケモンでもありました。
・カビゴン
一応の黒バド対策枠。にもかかわらず特性がくいしんぼう(緊張感の前で意味を成さない)という矛盾。それが示すように最後まで黒バド入りに綺麗に勝つ方法が分からなかったので、要検討枠と言えます。
技構成は攻撃技にDDラリアット、対面を流せてステロともシナジーのあるあくび、回復用のリサイクル、自身が勝ち筋となりうる鈍いとなっています。
【選出】
・基本選出:ランド/スイクン/ザシアン
5割以上がこの選出。ランドでステロを撒き、スイクンの吠えるやサイクルの中でステロを踏ませることでザシを通しやすくする選出です。
・ランド/ザシアン/ガルド
対ザシアン軸でガルドのゴツメが有用だと感じた場合・対メタモン入りなど
・ランド/ザシアン/ウルガモス
対オーガ軸など オーガ対面以外でウルガが舞って全抜きを目指します。
・ランド/ザシアン/カビゴン
対黒バドレックス軸 ザシの代わりにウルガを出すパターンもあります。
・その他
主に相手の伝説枠との相性を考え臨機応変に選出。ザシアンとランドロスは9割以上選出しますが、相手によっては(対ネクロズマ入りなど)ザシアンを出さないこともたまにあります。
【結果】
TN:ハヅキ
ソードROM 最終206位(最終レート2020)
シールドROM 最終378位(最終レート2003)
【あとがき】
インフレもあり初めて最終2ROM2000に乗ることができました。ただ、構築的には課題や反省点の多いシーズンでした。2000帯でも戦える構築作りとプレイングを目指していきたいです。
Twitter→@RamuniumZ
*1:無断リンクのため問題があれば削除いたします。