S15お疲れ様でした。今期もレート2000を目標にしていましたが、あと一歩のところで届きませんでした。構築の強さの面でも限界を感じていたので、この場で紹介して供養したいと思います。
構築経緯
以前から使用していた(滅び)・(耐久木の実)・(激流水Z)の並びで対処が難しいに対して、ゲッコウガの毒々→化身ボルトによるみがまもで対策することを考えました。
そこで化身ボルト入りの構築記事を探したところ、SM S8中盤構築 ミミガルボルト - CR7の正統派対面構築←こちらの構築*1と4体が被っていたため、並びをパクり参考にして、呪いミミッキュ・ガルーラを加えたでしばらく回していました。1850程までレートが上がったところで、自分自身がガルーラを使うのに慣れていないことやゲンガーと同時選出できないことから、→と変更を加え、の6匹で潜っていました。
個体紹介
☆ゲンガー@ゲンガナイト
シャドーボール / ほろびのうた / まもる / みちづれ
おくびょう:165(236)-63-100-190-118(20)-200(252) ※メガ後
B:A156ミミッキュの+2かげうちを15/16(93.7%)耐え
D:C161カプ・レヒレのZハイドロポンプを13/16(81.3%)耐え
C222メガゲンガーのたたりめを確定耐え
C191メガゲンガーのシャドーボールを12/16(75%)耐え
・軸となるメガ枠で、数的有利をとってからの詰め、または1:1を取って裏を通すための滅び型。3:2の盤面をつくって滅び展開を行うことが構築の大きな勝ち筋で、積み展開やギミック系の構築に対しては相手のプランを崩す働きを見せてくれました。一方でそのような試合展開ができないことも多く、苦手な相手(主にミミッキュ)に対する立ち回りを確立できていなかったことが大きな反省点です。
☆カビゴン@フィラのみ 特性:くいしんぼう
すてみタックル / じしん / あくび / カウンター
いじっぱり:244(68)-176(236)-106(164)-×-135(36)-51(4)
H:4n
A:11n 地震 → H135-B101メガゲンガーを13/16(81.3%)で落とす
B:A216メガメタグロスのアイへ(or思念) → 14/16(87.5%)で木の実発動
A216メガメタグロスのアームハンマーを確定耐え(割合:81.9%~96.7%)
・カウンター持ちの有限カビゴン(単体記事:https://www.ramuniumz.com/entry/snorlax-counter)。単純な殴り合いに強く出し負けしづらいポケモンですが、威嚇をからめたサイクルに誤魔化されることが多々ありました。また、あくびやカウンターは身代わりなどに隙を見せやすい技であるため、安易に選択しないよう注意が必要であると感じました。
☆ボルトロス@たべのこし
10まんボルト / どくどく / みがわり / まもる
おだやか:177(180)-108-110(156)-145-134(172)-131 ※A0個体
H:16n+1
B:A156ミミッキュのミミッキュZを14/16(87.5%)耐え
A233メガバシャーモのフレドラを確定耐え
A122テッカグヤのヘビボンを身代わりが14/16(87.5%)耐え
D:C211メガリザYのだいもんじ(晴れ下)を確定耐え
C155ゲッコウガ(変幻自在)の命の珠冷ビを13/16(81.3%)耐え
・後述するミミッキュの呪い、ゲッコウガの毒々と相性の良い毒まもボルトロスを採用。一度パターンに入ればタイプ相性をある程度無視して削りを入れられる点が評価点で、マンダ軸やカグヤ絡みのサイクルに積極的に選出していました。立ち回りの面では、守るのタイミングが非常に読まれやすく、その点も見越したプレイングをすることが大切だと思います。
☆ランドロス@イアのみ
じしん / がんせきふうじ / とんぼがえり / ビルドアップ
わんぱく:196(252)-165-138(124)-×-117(132)-111
H:4n
B:A143ミミッキュの+1ミミッキュZを15/16(93.7%)耐え
A156ミミッキュの+1ミミッキュZを7/16(43.8%)耐え
D:C211メガリザYのだいもんじ(晴れ下)を14/16(87.5%)耐え
C147カプ・コケコの+1めざ氷を12/16(75%)耐え
・以前から使っているHbd木の実ランドロス。ミミッキュをはじめとする物理相手のクッションである他、後攻とんぼで滅ゲンのサポート役を担います。今回の構築では地面無効枠としてボルトロスがいたこともあり、選出率は控えめでした。結果としてゲンガーの動かし方が窮屈な試合が多くなってしまったので、こちらも反省点です。
☆ミミッキュ@ゴーストZ
シャドークロー / のろい / みがわり / いたみわけ
ようき:133(20)-127(132)-113(100)-×-126(4)-162(252)
H:4n+1
A:Zシャドークロー + シャドークロー
→ H187-B170メガメタグロスを243/256(94.9%)で落とす
B:A216メガメタグロスのバレットパンチを15/16(93.7%)耐え
D:C161カプ・レヒレのこごえるかぜ → みがわりが確定耐え
C73ドヒドイデのねっとう → みがわりが確定耐え
S:最速
・耐久に振ったメンヘラミミッキュ(単体記事:https://www.ramuniumz.com/entry/mimikyu-curse)。初手で出し負けしづらく、呪い身代わりで削りつつ相手の裏を見るといったゲームメイクを行えることが強みです。皮を盾に行動することが前提の型なので、身代わりを残せた場合など、必要に応じて皮を温存することも視野に入れて立ち回ることが大切であると感じました。
☆ゲッコウガ@ミズZ 特性:げきりゅう
ハイドロカノン / ねっとう/ どくどく/ みがわり
ひかえめ:149(12)-90-89(12)-167(228)-92(4)-174(252) ※A0個体
H:4n+1
B:A197ランドロスの地震を確定耐え
C:Zハイドロカノン → H155-D126ミミッキュを12/16(75%)で落とす
ハイドロカノン(激流) → H153-D136メガリザY(晴れ下)を15/16(93.7%)で落とす
D:C192メガルカリオのしんくうはを15/16(93.7%)耐え
C172ポリゴン2の10万ボルトを14/16(87.5%)耐え
S:準速(最速105族抜き抜き)
・構築内で全体的に足りないパワーを補うための激流水Z型。昔と比べて通りは悪くなりましたが、刺さる相手には依然として大きな勝ち筋となりえます。毒々は裏のボルトと合わせてポリ2やカビゴン、耐久水などの崩しに有効に働きました。一方で削れたコケコやミミッキュなど水手裏剣を撃ちたい相手も多く、対応範囲と対面性能のどちらを重視するかは難しいポイントでした。性格については控えめの火力に助けられる場面もありましたが、最速マンダやグロスに上を取られる場面もあり同じく悩ましいところです。
反省
定数ダメージや滅ゲンによる1:1交換といった、相性をある程度無視して詰めていく動きを盛り込んだ一方で、単純な殴り合いでのダメージレースで不利になりやすく、レートを伸ばせなかった要因の一つであると感じています。また、構築単位で突破が難しいポケモンについて、倒せずに負けるということが多くありました。
:炎打点がないので倒すのがキツい
:先制技が(ボルトの毒を除いて)無いため上からの行動を許してしまう
:処理がゲンガーの滅び頼み
:有利を取れるのがゲッコウガのみ
「相手に依存せず、安定行動で詰めていく構築」を目指したつもりでしたが、実際は「勝てる相手には勝てるが、勝てない相手には勝てない」構築であり、逆に相手依存の側面が大きかったと言えます。「〇〇とマッチングしたらだいたい負け」のような状況を出来る限り少なくしなければ、レートで勝ち切ることはできないということを実感しました。
結果
S15 最高1999・最終1840
(2000チャレ放送勝ちたかった...)
おわりに
S11で2000に到達して以来、半年以上2000チャレも出来ていませんでしたが、今回あと一歩のところまでは来ました。S16もどこまで行けるか分かりませんが、残り少ないUSUM環境を楽しみつつ、今回の反省を生かして頑張りたいと思います。何かありましたらhttps://twitter.com/RamuniumZまでお願いします。
*1:引用許可済み